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zoom RSS こんなことでまともな国産兵器がつくれるんですかね?

<<   作成日時 : 2013/06/04 15:15   >>

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平成24年度からは大震災の「戦訓」もあり、いわゆるファーストエイドキット、「個人携行救急品」
が整備されることになりました。

何度も書いていますが、防衛省は発表していませけど、これには国内用と国外用の二種類が存在します。
で、セット内容は、
 国外用が、
 救急品袋、救急包帯、止血帯、人工呼吸用シート、手袋、ハサミ、止血剤、チェストシール

 国内用は、
 救急品袋、救急包帯、止血帯

などと、なっております。国内用はセット内容が少なくなっています。これは秘扱いの情報ではありませんから、衛生関係の人に聞くと教えてくれると思います。

構成内容をみると、自衛官という人種は海外で怪我をすると大きな出血をするが、国内で怪我をした場合はたいした出血はしない、特異な体質をもっているらしいです。

これが防衛省のいう「我が国固有の環境や事情」というやつでしょうかね。


冗談はともかく、実際の話国内用セットがプアなのは、医師法による縛りがあるからです。ですが、それに異議をとなえ、法改正を求めるのが陸幕、防衛省の仕事でしょう。現状で戦争になればとんでもないことなります。

法律で決まっているから仕方が無いもん、ではガキの使いです。

有事に際しては隊員たちはそのプアなキットで戦うことになります。
常識的に考えれば、現状を是とするならば防衛省も陸幕も有事を想定していない、あるいは隊員の命は安い、と考えていることになります。

もっというならば、これまでこの手のキットが無かったことはもっと異常なんですけど。

更にい言えば幹部(将校)の予備役が殆どいない。これまた自衛官、特に幹部は戦死しないという前提なんでしょうね。


自衛隊の装備体系はそういう怪我をしない、死なないというイリュージョンの上に組み立てられているわけです。
君たちはロボットアニメの主人公か、と言いたくなります(最近のは主人公でも大怪我したりしするから、アニメ以下でしょうかね)。
果たしてそのような、現実を直視しない人たちが、実戦を想定した優れた戦車や戦闘機が開発できるものでしょうかね。

国産兵器は優れているのだと信じるのは結構なんですが、こういう現実を少しは直視して欲しいものです。
普通レベルの常識や想像力があれば、こういう話を聞けば防衛省・自衛隊の兵器の開発能力に疑問を持ちたくなるのが人情ではないでしょうか。


まあ、熱烈な「愛国者」に何言っても無駄でしょうが。

軍事を語るのは趣味である、別に現実などどうでもいい、野暮なことを言って楽しみを壊すな、と言われれば何も言えませんしね。

でもその妄想に人民解放軍はつきあってはくれないと思いますよ、たぶん。
戦争になれば人が傷つき、死にます。それを想像できない想像力に欠如した兵器フェチが喜々として兵器について語ることを、国防を語ることは勘違いすることは極めて危険です。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
今晩は、チャイカです。
久しぶりに投稿させていただきます。
以前の投稿でも触れましたが、
国産装備の開発と装備化についてですが、
どこの国でも予算上の制約もあるし、
法的整備が進み、一般国民の理解があっても、日本より国土面積が狭く、実験場等に制約を受ける国は多いです。
また、防衛組織の実戦経験は重要ですが、例を挙げるとスイスは有りませんし、PKO活動等でも、90年代まで、日本同様実戦部隊は派遣していません。しかし、スイス軍がある意味、世界有数の実力を持っている事を否定できないでしょう。

確かに国産装備の開発や配備に問題がないとは、言いません。しかし、私は個人的関心から始まった、海外の防衛産業(途上国が多い)のカタログや価格表等の収集で学びましたが、途上国と言われる国々でも、大幅な制約の有る中、自分たちの装備、技術開発を懸命に行っています。
それが何を意味するのか?
日本がそれを追求するのは、なぜか?
これは、ブログ主様の職務上、在野の私より、はるかに詳しいので、これ以上触れません。

チャイカ
2013/06/04 21:28
続きます。
日本の脅威とされる国々(あえて名前は挙げません)にしても、実務者はこちらの防衛組織だけでなく、政治や外交、経済等の背景を考慮しつつ、
事に挑むでしょう。(特に規模が大きくなれば)
我が方はそれに対応するには、防衛問題は重要ですが、それだけでなく、政治や外交、経済等、広範囲な対策が必要です。これらの手当てをすれば、脅威を減殺できるのではないでしょうか?
もちろん、結局、戦いは人間が行うものですから、何が有るかも知れません。
その点では、ブログ主様の御意見はもっともでしょう。ただし、いささか、疑問に思う点がありました。
以上、私が抱いた疑問点等について投稿しますが、未熟な上、いろいろ誤った部分等があると
思います。
ブログ主様他、皆様方の御指導等をお待ちしています。
チャイカ
2013/06/04 21:30
お邪魔します。

>自衛隊の装備体系はそういう怪我をしない、死なないというイリュージョンの上に組み立てられているわけです。

といよりも日本そのものが「日本周辺では戦争は起こらない、日本は決して戦争をしない」というイリュージョンの中にあるのだと思います。そういうイリュージョンを信奉している人間の割合は大きくないかも知れませんが、信奉している人間にとっては軍事や有事について語る人間は「煽って戦争を引き起こそうとしている人間」ですから、当人だけがイリュージョンを信奉する「だけ」には留まらないのです。

第25回 小林幸子騒動から学ぶ、理不尽な人たちへの対処法 - 生命科学的モテ研究の権威 ぐっどうぃる博士の 新感覚☆芸能ニュース解説 - MSNドニッチ!
<http://donicchi.jp.msn.com/opinion/goodwill3/article.aspx?cp-documentid=6057570&page=0>

によると人は分かりあえない場合

1.相手を無知だと思う。
2.相手を馬鹿だと思う。
3.相手の悪意を疑う。

だそうですが、イリュージョンを信奉する人間にとっては軍事や有事について語る人間の発言内容ではなく、「戦争を引き起こそうとする”悪意”」が問題なのです。余談を言えば橋下市長の件も発言内容や歴史的事実よりも、橋下市長の”悪意”が問題にされたのかも知れません。摩擦や軋轢がある事「自体」を良くないと考えるより多くの人間はイリュージョンを信奉する人間におもねらざるを得ません。こんな状態では法改正など求められないでしょう(やるとすれば裏でこっそり決めて、もう決まった事だとゴリ押しするしか無い?)。それが「我が国固有の環境や事情」というものではないでしょうか。
ブロガー(志望)
2013/06/08 08:40
中央省庁のタテ割り行政は、藩閥が消滅して以来の日本の宿痾ですから、防衛庁が省になっても突破は出来ないでしょうね。
マリンロイヤル
2013/06/08 22:59
そりゃあ、無理でしょう。
役にも立たない、使い物にもならない、自分達の天下り先の目的の北海道限定の役立たずの「白の恋人」を作るしか能のない防衛官僚達に期待したて無理でしょう。この問題を取り上げず、「TPPだの、オスプレイだの」とぬかす、高山正之氏と小林よしのり氏と、「カラバゴスの何が悪い」とぬかす、三橋貴明氏もこの問題を取り上げろと言いたいです。今度防衛省は装備庁を作る事を検討しているそうですけど、まあ、期待しないほうが良いですね。
猫神
2013/06/16 12:52

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