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zoom RSS 「装備庁」構想 調達権限を一元化と課題

<<   作成日時 : 2013/06/17 13:24   >>

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防衛省:「装備庁」構想 調達権限を一元化
http://mainichi.jp/select/news/20130616k0000e010114000c.html

 防衛省は、兵器など装備品の購入に一元的にあたる独立組織の創設に向け、検討を始めた。現行は内部部局と陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊にそれぞれ装備品を整える組織があるが、「縦割り」の弊害が指摘されてきた。名称を「装備庁」とする案も浮上しているが、年間約2兆円とされる予算の権限をすべて握る組織の創設には批判もある。このため同省は慎重に検討し、来年度予算の概算要求を行う8月末までに一定の結論を出す見通し。


 基本的に完全な組織というのは存在しないわけですが、自衛隊の統合運用やセクショナリズムを廃するためにも調達の一元化は必要です。
 要はどのように公平性、合理性を担保するかです。

 基本防衛省からはある程度独立した組織にすべきで、装備の輸出入もここで一元化すべきでしょう。英国のように長を格外閣僚するのも手でしょう。装備調達まで防衛大臣が一人で監督するのは不可能です。

 それから会社組織にするのも手でしょう。株式は公開せずも株式会社にしてバランスシートを公開すれば一定の透明性を確保できます。また取締役には経産省や財務省、国交省、外務省などから招くのも手でしょう。
 
 また外部からの専門家による監視員会なども必要です。
 防衛省の審議会みたいに「民間有識者」と称して三菱重工やら日立やらの顧問とか入れているようでは駄目でしょうけど。制度設計には外部の力を借りるべきです。防衛省に任せると結局改革が骨抜きになりかねません。

 
 それから会計監査院が全く当てにならないので、 例えばF-35の調達とか、個別のプログラムの妥当性をチェックする一定規模の監視組織を別途設ける必要があります。


 それと人員を大幅に増やす必要があります。現状装備調達には人間が全く足りない。欧州主要国と比べての千人単位で少ない。それに専門教育も欠けています。ですからUH-Xのスキャンダルのようにコンペなのに本命の業者が仕様書を書いたりしていることが恒常化しています。これをたださなければならない。
 防衛省・自衛隊では人間が結構余っています。またダブっている組織や民間委託できる部門も多数あります。
要員の捻出は無理ではありません。

 技本もこの組織の下部組織とし、評価と研究部門にわけて分離すべきです。
 
 装備体系、防衛産業の振興という構想や政策を作る部門も必要です。
 


 装備調達に関しては、諸外国のように何年で、いくつの装備を調達し、その総予算はいくら掛かるのか、これを国会でオーソライズするという手順を作るべきです。

 現状の調達期間は不明、調達数も不明、調達総額も分からない、国会でも承認されていないのはデタラメすぎます。ここを正さないといくら組織いじりをしても失敗するでしょう。



東京財団委託政策提言
「国営防衛装備調達株式会社を設立せよ」
http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2005/01023/pdf/0001.pdf



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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
>防衛省・自衛隊では人間が結構余っています。
余っていてもそれぞれの専門分野があるからなぁ…。
対応する分野の人員が余っていれば良いけど。
名無し
2013/06/17 14:33

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