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zoom RSS 橋下 VS 新潮・文春  週刊誌の意義

<<   作成日時 : 2011/11/28 16:04   >>

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 さて、大阪のダブル選挙では橋下陣営の圧勝におわりました .

 今回残念だったのは、新潮・文春という二大週刊誌が揃って選挙に先立って橋下叩きを行ったことです。
  それが、政策中心であればまだよかったのですが、橋下氏への個人攻撃色の強いものでした。
 
  これに対して週刊ポストは両誌の報道の有り様を批判しました。
  


  
  両誌とも平松陣営に対して同様な報道をすれば公平だったわけですが、それはやりませんでした。
  恐らくは両誌に対して、平松陣営や市の労組など組合などからあれこれリークがあったのでしょう。



  両誌が選挙の前にこのようなネガティブキャンペーンをやるということは、橋下陣営が選挙に勝って欲しくない、平松氏の陣営を支持する、と取れます。
  では平松氏が市長を続けて、改革はできたのでしょうか。恐らくな何も変わらなかったでしょう。

  ということは、税金で背広を買ことを是とするような、タカリ根性の大阪公務員、議会の体質を肯定することになります。しかも対橋下では民主、自民に加えて共産党まで相乗りでした。このような野合を両誌は支持するのでしょうか。


 別に橋下批判でもいいのですが、新潮や文春に大阪市と大阪府をどの変えていくのか、という政策論はありませんでした。批判をするならば話はわかりますが。



 かつて産経新聞が大々的に行革キャンペーンをやっていた時代から、大阪の体質は変わっていません。両誌は大阪の公務員天国と地盤沈下を批判してきたはずです。
 
  ですが、今回の報道をみると、このような両誌は平松陣営&公務員労組の弾く三味線にで踊ったようにしかみえません。これでは雑誌としての一貫性を問われるでしょう。また橋下氏の出自や、家族に関する暴露話などにいたっては品性自体を疑われかねません。週刊誌とはそういうものだといわれれば、何も言えませんが。
 
 

 ぼくは橋下氏が百パーセント正しいとは思わないし、彼のブレーンなどにも怪しげな人いることも問題だと思いま
す。ですが、政治ってそんなものでしょう。永田町の議員会館にいけば、風体怪しげな「紳士淑女」が多数たむろしてます。
  別に行政の効率化は大阪都にしなくてもいいかもしれません。ならば週刊誌はそのようなビジョンを示して橋下氏を批判すべきでした。


 確かに選挙の前にキャラが立っている橋下氏を叩けば、その時の部数は伸びるでしょう。
 単に橋下氏が許せない、だから個人攻撃をするのだというならば、公人たる市長になってからやればよかったわけです。今回のようはキャンペーンは公務員天国温存だと読者に取られかねないでしょう。


 日本人、特に大阪人は判官贔屓的なところがありますから、これら週刊誌のネガティブキャンペーンによって無党派層が多数選挙に行き、橋下氏らに投票した可能では少なくないでしょう。
 となれば、結果論として橋下氏を大阪市長にした最大の功労者は、皮肉なことに新潮と文春ということになります。

 今回のような報道は、両誌にとどまらず、週刊誌というメディアに対する信頼性を大きく毀損します。記者クラブ会員の新聞あたりからは、「だから週刊誌風情を記者クラブに加えられないよな」、などいう揶揄が聞こえてきそうです。

 週刊誌は記者クラブの媒体にない視点で、今日の百円よりも明日の一万円的な報道を目指すべきだと思います。





WEBRONZA+で以下の記事を寄稿しております。

FXはユーロファイターを採用すべきだ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011110100003.html
FX購入の代わりに、コンポーネントの輸出を
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011110200003.html
FXのユーロファイター採用は、米国に対する大きなカードになる
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011111000009.html

また同じく、朝日新聞の谷田邦一編集委員が以下の記事を寄稿しております。
最終局面のFX選定――透明性の確保は?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011110100004.html


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コメント(6件)

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週刊誌などを買って読む人いるのて言う感じですがね。フライデーに東の国原のチンコが載っていたとか。しょうもないですよね。
今時
2011/11/28 18:35
>週刊誌などを買って読む人いるのて言う感じですがね。

書店やコンビニが売れない週刊誌を山積して売るわけないだろ 頭使え
発行部数が減少しているとはいえ、いまだ部数が多いから週刊誌は性質が悪いんだよ 
たとえねつ造報道しようが、裁判に負けようが週刊誌がまともに謝罪したケースなんて殆どないし、謝罪しても小さく書くだけ
週刊誌は基本的に書き逃げなんだよ
アイザック
2011/11/29 10:54
まあ正直、自民・民主社民から共産党まで相乗りして、
自民党など保守系が君が代条例に反対し、社民共産など革新系が出自を理由にした差別的言動を批判しないと言う時点で元々のよりどころの理念的正統性すら失ってしまいましたね
ando
2011/11/30 17:17
>大阪のダブル選挙では橋下陣営の圧勝
橋下59%・平松41%、投票率は61%に達せず。
新聞報道では「圧勝」という文字が紙面に躍っており、言論人では、「民意」が勝利したとか
いう主張があるが、
橋下59%・平松41%という数値を見れば、「圧勝」という表現に懐疑的であってよいと思う。
「圧勝」と表現するなら、80%以上は、欲しい。平松の41%が赤点だからといって、橋下の
59%も60%未満なのだから赤点であり、D評価
でしかない。
言論人は「民意」が勝利したとはいわない方が
よい。それなら、41%の、橋下に「ノー」といった「民意」はどうでもいいのか?という話に
なる。
宮崎正弘氏や東谷暁氏、西尾幹二氏の弟子の平田文昭氏は、橋下維新の会に対して、批判的である。
自民党と共産党が野合した結果。確かに、全く
その通りだが、自民党は「組織票」は弱体化している。国政選挙で、創価学会の協力なくしては、与党であることを維持出来なかったことが
何より証明している。
浮動層や「B層」が、「民意」となると主張する保守系の言論人もいる。
大阪市民
2011/12/25 13:01
自民から共産までの組織的批判・・・或いは有名週刊誌2誌を使っての橋下批判。
その結果が59対41の勝利ならば・・・
一般的市民の民意は圧倒的に橋下市長支持だと評価するのがマトモな国民の目でしょう。
トトロ
2012/01/08 17:20
トトロ様へ
私は、41%の「民意」はどうでもいいのか?と
言うこと、次に「民意=国民主権思想」である
から、現在「国民投票法」が施行済みなので、将来的に、トンデモない、憲法改悪がなされる
可能性を危惧して「民意」「民意」という言葉の持つ「危険性」を、この場もお借りして訴えただけです。
仮に、ホリエモンのような、天皇廃止論者が、圧倒的多数となれば、それが民意となり、憲法が改悪されるでしょう。即ち、日本人民共和国になってしまうのです。
これが、民意=国民主権の「本質」です。
民意=国民主権思想は、伝統の「破壊」がその
中に隠されているのです。(隠れ共産主義思想といってもいいのではないでしょうか)。
次に、少数者(41%なら少数派)の、「考え」が「真実」であり「正しかった」ことは、何時の世にもあるのではないですか?
私の、外祖父は、当時日本領であった韓国で小学校の校長をしていましたが、真珠湾攻撃の翌年には、日本の敗戦を確信して、奈良県の田舎の小学校に、自主的に転勤して、家族全員、戦争の被害はゼロでありました。(ちなみに、実の兄は、陸軍大佐でしたが、シベリヤ抑留され
帰国することは出来ました、暫くして病死しま
た)。
大阪市内の小学校の教員をして祖父も相当早いうちに、田舎に疎開、家族全員が無事。
比較的早いうちに「日本はこんなことでは、敗戦するだろう」と確信していたわけです。
中川八洋教授が『山本五十六の大罪』で書かれてましたが、新聞を見て、記録を取っていれば、日本の敗戦は、早期に感得出来たのです。
「神州不滅」と信じて、亡くなった一般国民と
比較的早期に、無事な場所に避難して、食料・水を確保することが出来た人とどちらが多数派
で少数派でしょうか?
大阪市民
2012/02/04 22:34

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