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zoom RSS 面妖な海自の輸送機更新計画

<<   作成日時 : 2011/08/09 12:09   >>

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海自輸送機を刷新 東シナ海での戦力強化 震災対応も教訓
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110724/plc11072401060000-n1.htm

 この話少し前商社筋から聞いていました。

 「新輸送機は数十トンの物資を積める機種を選定し、25年から4機以上を導入する。当初はYS11と同様に民間機の転用を検討したが、震災対応で機体後部のドアが大きく開く軍用機でなければ迅速に物資を搬出入できない弱点が判明し、軍用機導入に転じた」

 で、業界筋から聞いた話だと、仙石氏に近いフィクサー的な人物が米国から中古のC-130を輸入しようと持ちかけているそうです。
 それも通常の防衛庁の予算ではなく、三次補正予算で一気に4機調達よしうという話らしいです。本当かどうかは知りませんが、永田町では出てきそうな話です。
  この話、単にMRJの調達を押しつけられたくない海自がリークしたという可能性もあるでしょう。

 中古のC-130自体は悪くないアイディアだと思います。ただ海自が単独でたった4機を運用するとコストがかかります。ですが、それなら空自で運用すべきです。
 空自が今後も既存のC-130Hを運用するとしてですが。
 空自が今後C-130Hの後継を入れる予定があるならば同じ機体を選ぶというチョイスもあるでしょう。例えばC-130Jとか。

 現在空自ではCX以外の輸送機の話はでいません。PXの調達数すら絞っている海自に、一機200億円弱のCXを調達する余裕はないでしょう。

 かといって、より調達単価の安いA400Mを導入したら空自のメンツは丸つぶれでしょう。因みに現在の為替レートならば新品のC-130JでもCXの三分の一程度の値段です。



 まあ、一番安上がりなのは既存のP-3Cを輸送型に改造することでしょう。ランプドアはありませんが。

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コメント(19件)

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A400Mですが当初予定のユニットコストが1億ユーロ(初度費込みかは不明)で開発遅延と開発予算の大幅増額、予定調達数減少などによりかなり単価が上昇していると思われるのですが現段階でC-Xより安いのでしょうか?それとC-Xは確か200億円(初度費込み)は切っていたと思うのですが・・・。
名無し
2011/08/09 14:20
JDW誌によるとA400Mの予定調達単価は1億4千6百万ドルです。現在の為替レートならおおよそ116億円、100円ならばおおよそ146億円です。無論実際の調達価格は変わる可能性があります。
対してC-2の調達単価は約187億万円ですが、これに初度費が加わります。初度費は264億円と予想されていますが、まだ決定していません。また調達機数が不明ですが、当初の予定よりも調達機数は削減されると思います。
キヨタニ
2011/08/09 15:52
ちょっと分からないのですが何故ユーロではなくドル計算なんでしょうね?いずれにしろA400Mの単価は約1億ユーロですか・・・開発費と初度費が含まれてないんでしょうかね。C-XはP-Xと合計で約3500億円(ロールアウト時点)という事は公表されていますが、A400Mは2010年以降に約35億ユーロの追加予算投入がされています。(開発総額は分かりませんが)今ユーロは約110円ですので約3900億円位ですか、開発費高騰や計画の遅延、調達数減少、でも量産単価は当初の原案のままというのは何か契約に問題があったのでしょうか?
名無し
2011/08/10 01:30
今回、面妖な・・・とはありますが面妖なのは清谷氏の入手した情報であるような気がします。調達は25年以降ですのでまだ約2年は機種を検討する余地がある話に面妖である点は見受けられません。それとA400Mが116億円とは非常に安いですがそれは開発参加国に対してではないでしょうか?また一機116億円では200機生産しても開発費すら回収できません。既に多額の身銭を出し更に生産単価が固定されているエアバスは単価値上げに同意なければ違約金を払っても開発生産から離脱する話もありましたが結局どうなったのでしょうか?
通りすがり
2011/08/10 21:14
>通りすがり
こういう噂が、マスコミで報道されることが面妖なのではないですか。会社勤めの方ならわかるかと思いますが、組織の中にはこのような噂が飛び交います。しかし決して公の場に出てくることはありません。それが公の場に出てくるということは、何かの意図があって出てくるのであって、それが面妖な…、ということです。
清谷さんが裏を取ってみると、「MRJ…。」という話が出てきているらしい、という噂です。
それが、いつの間にか輸送機の調達価格の話になっていますね。
コメントをされた方の中に、この噂が大きくなることについて都合が悪い人がいるのでしょうか。その方が、わざと議論の方向を捻じ曲げたのではないかと勘ぐってしまいます。
話の発端は、噂ですよ、ウワサ!
ワタリガラス
2011/08/12 09:27
>ワタリガラス
噂レベルの話を持ち出して調達計画自体を面妖とする、清谷氏の代案を精査したら噂を捩曲げだとする。氏にお聞きしますがMRJ等民間旅客機では震災の経験上貨物の運搬は困難であるので本格的な輸送機を調達するが機種の選定はこれから。XC-2は高いので安いA400M、又はP-3C改造機とか?で輸入を薦めるA400Mは本当に安いのか疑問があるのですよ。面妖ですか?高額機になる理由は既に書かれています。清谷氏の言われる通り一機一億ユーロでも計画参加国外の日本なら一機300億円以上は吹っ掛けられそうですが?面妖ですか?
通りすがり
2011/08/12 10:14
海自が今回導入する「予定」の機体に海自が要求するものとしては
1,震災の教訓で機体後部のドアが大きく開く軍用機でなければ迅速に物資を搬出入できない
2,海自が装備している空中投下機雷を搭載(もちろん投下できる、という意味で)できること
3,海自の場合ジェット機を運用するに当たり搭乗員の手当てが高くなる(何%かは忘れました)
4,(C−130を導入するとしての話だが)空自に整備運用を委託するとした場合確かにコストは抑えられるだろうが有事の際海自の物資輸送や2の行動に支障が出る
5,他の機体を導入した場合とくに某氏がよく引き合いに出すA400MやC-17の場合下手をすれば
鹿屋や八戸などの辺鄙(失礼)な場所に降りられるかどうかわからないうえにはっきりいって海自的には上記の機体のスペックは(大は小を兼ねるとはいえ)過剰すぎる(件の記事にある数十トンはおそらく記者の飛ばしかと思われます)
以上から考えるとC−130あたりが妥当かと思われます
ただしC−130も中古で程度の良い機体が手に入るかどうかはわからないです
てけてけ
2011/08/12 14:37
この話は最近市ヶ谷でもききました。まんざら話の話でおわらないかも知れません。

>数十トン
ぼくもこのあたりはトバシだと思います。
キヨタニ
2011/08/12 16:53
噂に真実あり、というところでしょうか。「仙石氏に近い…。」あたりは眉唾臭いですが、清谷さんご推察の「MRJ…。」あたりは結構臭いですね。YSの次だらからMRJ、なんて政治家なら短絡的に考えそうです。
重工に近い政治家のごり押しがあったら、清谷さんの鉄槌を食らわせてください。
ワタリガラス
2011/08/15 12:36
>P-3Cを輸送型に改造することでしょう。ランプドアはありませんが。

正直これはないかと本来の使用目的の違うものを下手に改造すると費用がかかります。そもそも単に装備を外せばいいわけではないのでそれなら普通に中古のC-130(いまさら新しく作らないでしょうし)を買うか、部品の融通がきくC-2あたりにするのでは?
A400Mなんて輸入価格で買う以前にいままで扱ったことのないエンジンになりますから上記でも書いたとおり既存のC-130かC−2のほうがいいのでは
うけけ
2011/08/17 01:08
>うけけ
P-3は旅客機であるL-188を原型とした対潜哨戒機です。L-188には貨物機として用いられた機体もありました。人気機種ではなく比較的貨物機向きの形状なので貨物機にしたのかもしれません(中古機のアフリカでの話)。P-3を貨物機にするとした場合、内部機器を全て撤去する必要があり、相応の改修期間・コストが必要となりますが、ランプドアが無い等海自の要求と合致せず、寿命を鑑みてもC-130以下となる事が確定しております。
C-130ですが最新型のC-130Jが現在も生産中です。
値段は機体相応で流石、ザベストセラーです。
名無し
2011/08/17 05:14
続きです。
C-2ですが現在本格配備に向けた試験の真っ最中で初期不良の洗い出しに夢中・・・といいますか不良箇所の修整に掛かり切りですが、YS-11の後継機選定(H25まで)に対して不都合はさほど無いと思われます。
空自の調達数が減るという憶測もあり、単価上昇を危惧されていましたので海自採用は歓迎すべきですね。価格も現段階で190億円で量産が進めば100億円位に
なります。
名無し
2011/08/17 05:16
続きで・・・。
変わり種としてC-27がありYS-11相当の性能で、後継機として中古を状態良で格安で入手できればベストと言われてますが数十tは積めないのがネックです。
奇策としてA400Mがあります。試作機の重量超過問題がどうなったか分かりませんが解決は困難と欧州各国で言われてました。開発生産計画自体が調達コストや先の重量問題等で潰れる可能性が指摘されております。赤字補填の為輸出単価に直撃し2〜3倍になるでしょうから一機400億円位でしょうか?明らかに高すぎ、よって採用の可能性はまず無いと思います。
名無し
2011/08/17 05:17
A400Mの単価は清谷氏いわく一機約150億円($100円以下同) との事ですが恐らくこの金額は開発計画に参加した国家向けだと思われます。参加国外に輸出する、日本が輸入する際の費用がこれまでよく分かっていませんでしたがそれっぽい情報を見つけました。南アフリカが8機発注キャンセルした際、当初総額10.8億ドル(一機135億円)だったのが総額61億ドル(一機760億円) に上昇したのが原因のようです。またマレーシアは今も四機発注し総額28億ドル(一機700億円)との事なのです。
日本が輸入するとしても700億円以上になるのでしょうかね?
通りすがり
2011/08/17 16:57
というか国内に発注する金額と海外に流れ出る金額を同列には比較できないですから。
前者はかなりの割合を税金として結局回収できますし、国内での雇用や設備にも回りますから。
tmp
2011/08/18 03:27
>tmp
例えば、A400Mの場合、おおよそ700億円するそうです。欧州各国が開発生産してますので全額あちらに行きます。ラ国ならもっと遥かに高額になり技術的にはゴミばかりです。国産のC-2の場合、190億円現段階でします。エンジンは外国製とはいえ殆どの部分は国産ですのでかなりの額が国内に回ります。となると外国製を選択する余地は全く無い事が分かります。
でも自衛隊には外国製装備が結構ありますが何故なんでしょうね?
まる
2011/08/19 05:11
>自衛隊には外国製装備が結構ありますが何故なんでしょうね?
例えば要求されている性能を国産品(というより国内技術力)では満たせない場合等が考えられますね
てけてけ
2011/08/19 11:27
キヨタニさんが解説をされていたように、どうやら海自は中古のC130を6機導入することを決めたようですね。読売新聞が報じています。
フロシュ
2011/09/06 17:50
C-2は、強度不足で設計からやり直しという記事を数年前に読みました。それにしても1機200億円というのは高い。輸送航空隊に配備が完了するまで5年以上かかるのでしょうね。ところで、ブラジル製のKC390という話しはないのでしょうか?航続距離が6千キロもあるし、価格が5000万ドル程度と言われています。スウェーデン空軍やフランス空軍が購入を決めたそうです。ブラジル新幹線受注のプラス要因にもなるかと思うのですが。
自衛隊ファン
2011/11/01 00:02

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