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zoom RSS 次期輸送機C-Xと戦闘機用偵ポッドの二重基準

<<   作成日時 : 2010/12/27 09:58   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 7 / トラックバック 4 / コメント 37

 次期中期防には以下のように記されています。

 「航空偵察機能の在り方について、新たな戦闘機等を保有する情報収集能力も踏まえて検討の上、必要な措置を講ずる」

 先に東芝が主契約社だった空自偵察機用ポッドシステムが、納期の遅延及び性能が要求に達していないため、キャンセルにされました。

 で、代用の偵察システムを調達しない方針らしいです。これはF-X(空自が想定しているのは勿論F-35)偵察能力の偵察能力が向上し、これと無人偵察機を組み合わせればOKということらしいです。空幕や内局筋からはそのような話が聞こえてきます。

 つまり東芝のチョンボはもっけの幸い。キャンセルしちゃおう、というわけでしょう。ならばC-Xとの整合性はどうよ?、という話になるかと思います。

 C-Xも開発が遅れ、しかも機体の強度に問題があったにもかかわらず、防衛省は昨年度中に機体を受領しています。機体後部外側は補強だらけ、内部はつっかえ棒がしてあったそうです。

 まあ、前年度中に受領しないと採用がまた一年遅れる。となると天下りしたエライ人達のメンツも立たないとか、色々とオトナの理由があったのでしょう。

 ですが、今年秋に内局や統幕筋からは実はC-Xのペイロードは予定された30トンの半分程度しかない、という話を聞きました。それが本当ならばエアバスミリタリーのA400Mの重量超過よりも深刻な問題です。

 この話がどこまで本当かどうかはわかりません。

 引き渡されたC-Xは応急補修をされたまま引き渡されたはずです。どの程度かはわかりませんが、重量の超過はあったはずです。何故、問題が解決していない機体を引き取ったのか、それがどのように対処されたのか、空幕広報室はこのあたりの情報を出しません。
 C-Xに投じられる税金は偵察ポッドの比ではありません。
 
 マイナスの情報こそ公開すべきです。マイナスの情報を隠し、「無かったこと」にするから件の官製談合のような事件が何度も起こり、是正がされないわけです。
 
 マイナスの情報をキチンと公開することこそ広報の使命です。

 小賢しく隠そうとすると大抵あとでもっと大きな対価を払うことのになります。
 まあ、空自は空幕長が形だけの辞任をすればいいのでしょうけど、ツケは納税者に回ってきます。

 本来ならば川重が不都合を直してから機体を受領すべきだったでしょう。東芝の偵察ポッドシステムをキャンセルしたのですから。これでは二重基準といわれてもしかたないでしょう。

 なお、偵察ポッドの開発の遅れは実は空自があれこれ無理な要求をしたので、肝心のキモの性能が達成できなかったとの業界筋の情報もあります。


 本当に偵察機が必要ないのでしょうか。当てにしているF-35の採用は開発の遅れと、武器禁輸緩和の見送りによって極めて難しくなっています。偵察ポッドシステムの採用の是非はキチンと検証すべきです。

 あるいは偵察ポッドシステムがNGで、C-XがOKという理由を説明すべきです。そうでないと防衛産業界からも不信を招きます。空自は既にFX選定では当事者能力の欠如で戦闘機製造メーカーだけに留まらず、防衛産業全体の不信を招いています。戦闘機製造から撤退したメーカーも少なくありません。
 このようなことを続けていれば、今後次々と防衛産業から撤退する企業は増えるでしょう。



空自官製談合、外薗航空幕僚長辞任のは納税者を謀る猿芝居 http://kiyotani.at.webry.info/201012/article_10.html
http://kiyotani.at.webry.info/201012/article_10.html
空自地方調達の問題点
http://kiyotani.at.webry.info/201012/article_11.html
空自が公表しないUH-Xの初度費に関する疑問
http://kiyotani.at.webry.info/201012/article_12.html
空自 本当はもっと高いF-15Jの近代化改修費用
http://kiyotani.at.webry.info/201012/article_13.html



WEBEONZに以下の記事を寄稿しております。
条例改正案から小説・映画を対象外とする東京都知事の見識
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2010121300036.html

武器禁輸緩和(4)「オフセット」をなぜ導入できないのか http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2010122000005.html?iref=webronza

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装置開発、契約通り行わず…防衛省が東芝訴える http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121126-OYT1T00503.htm?from=ylist ...続きを見る
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コメント(37件)

内 容 ニックネーム/日時
いささか抽象的ですな。
通りすがり
2010/12/27 11:50
たっだ単に代用品があるかないかの違いでしょう。
巫女の竜
2010/12/27 12:02
F-2の時と同じで、実際に搭載されている姿が見られるようになれば、立ち消えになるのでは?
K
2010/12/28 12:40
噂や推論ばかりで何とも言えませんな。

もしC-Xのペイロードが本来の半分しかない、ってことホントだったら結構なスクープですけどね。
Null_Devices
2010/12/29 00:23
キヨタニさん。今のXC-2は試作1号機だということを認識されているのでしょうか?
別にこの試作機に貨物を搭載して実際に海外へ飛ぶわけじゃないんですけど。
防衛省としては、遅れを取り戻すために飛行データを取ることを優先して、継ぎ接ぎだらけだけど受領したと私は理解していますけどね。
YS-11だって試作機に問題があって対策部品を付けて試験をしたけど、量産機では解決している。
いとをかし
2010/12/29 01:39
 XC−2の試作機をもう一機
作る気が空幕にあるのだろうか?
これまで、このブログでいわれて
きたように、トライアルさえしな
い組織なのだから、飛行データも
コンピュ―ター上のシュミレ―
ションで終えて、量産化されるの
では、?
名無しK
2010/12/29 10:13
>名無しKさん
http://www.khi.co.jp/news/detail/c3100330-1.html
ということで10年度中納入予定だそうです
ゆう
2010/12/29 14:43
>いとをかしさん

ですよねえ。F-2やF/A-18などの戦闘機でも「試作機で試験飛行→問題発生→原因究明→試験機を改修・補修」なんてことの繰り返しなわけですし、なんで重量超過があったからって全部の試験ができないと思ったんでしょうね、清谷氏は?
試作機2号機では問題もほぼ解消するようですし、楽しみですね。

しかし、重量問題が解決してないのに試作機を5機も用意したA400Mはどうなるんでしょ?
kyu
2010/12/30 02:02
A400Mは重量超過問題が解決できずペイロードが減少した場合、ドイツとかが手を引くかもしれないですね。まあ日本のC-Xと違ってとんでもない予算・人員・時間を使ってますから、そうそう簡単には開発中止にならないでしょうが。日本のC-XはC-1の後継機が必要な以上、調達が確定しています。対抗馬もいませんし、似たスペックのA400Mは開発中だし、完成したとしても計画参加国に優先配備ですからね、望み薄です。それにスペックが似てるだけで要求性能は違いますしね。
sengoki2011
2010/12/30 17:35
>C-X
不整地で離着陸できないしね。
まるで民間機。
C
2010/12/30 17:38
>C
不整地着陸は要求性能に含まれていません。
それに軍用機だろうがグライダーだろうが重量物積んで不整地に着陸したら、いくらかは耕す事になりますよ。
B-2Aスピリットとかも不整地運用出来ませんから民間機というのですか?(笑)
B
2010/12/30 18:00
(笑)?

へえー、B-2Aスピリットは輸送機だったんですか、知りませんでした。博学な人はちがいますなあ(棒読み)。
C
2010/12/30 20:00
>C
ええ、爆弾やミサイル等の専用輸送機です。
B
2010/12/30 20:14
戦車は砲弾輸送車、護衛艦も砲弾・ミサイル輸送艦ですか。
博学な人はちがいますなあ(棒読み)。
C
2010/12/30 21:05
>C
大変おおざっぱに言えばその通りです。ただし戦車の中には機銃弾や機関砲弾、ロケット弾、対空ミサイル、対戦車ミサイル、火炎放射器用燃料を搭載している物もあります。艦船にしても同様に様々な弾薬を搭載しています。

C氏は軍事全般に疎いようですね。まあ私もたいしたことはないので大きな事は言えないのですが。

話を戻しますがC-Xには不整地着陸能力は求められておりません。求められていない性能がないのは正しい事です、当たり前ですが。C氏のお考えでは必要であり、無い機体は導入すべきでないという主張でしょうか?
B
2010/12/30 22:16
>Bさん
恐らくCさんは不整地着陸能力が無い=民間機説をもって、XC−2の民間機としての海外輸出の可能性を示唆しているのではないでしょうか。
ゆう
2010/12/30 23:32
戦術輸送機に不整地での運用能力を求めなかったのは空自の不明でしょう。有事の運用を考えていない平和ボケです。PKOにすら支障がある。

その意味では民間用輸送機といってもいいでしょう。軍用機に必要な機能を省いているぶんだけ軽くて燃費もいいでしょうし。

B氏には自覚がないでしょうけどね。

防衛省・自衛隊は常に正しいという思いこみは宗教ですよ。
C
2010/12/30 23:51
ええ、そうです。不整地着陸能力を限定又は削る事で戦術輸送機としては革新的な速度・航続距離をペイロードを犠牲にせずに有しています。最近、燃料費も馬鹿に出来ない位に上がっていますから、燃費が良いにこしたことはありません。ある程度妥協した事で開発期間の短縮・開発費用な削減・民間転用が容易とメリットが発生します。
そういえばC氏はC-17が不整地に着陸した画像を見た事はありますか?あの機体は不整地着陸能力を有しますが相当地面をえぐってました。能力を有する代償にデメリットも発生する事がありますよ。
B
2010/12/31 01:04
>Cさん
しかし、PKOで不整地に着陸した事態ってありましたっけ?
ハイチでも空港に離発着してましたよね?
なんで平和維持活動に損耗が大きくなることが予想される不整地で運用しないといけないのか少し不思議です
まあ、こう疑問に思うのも、私がPKOが行われる地域=ある程度の都市とその近郊(数百キロ圏内)だと考えているため、後は車かヘリで移動すれば良いと思っているためですが
そのくらいにいる部隊の鼻先に大型輸送機が着陸する事態があるなら話は別でしょうね…
ゆう
2010/12/31 10:01
C-XはC-1の後継ですけどね。
まあ、宜しいんじゃないですが、恐らく世界で唯一不整地での運用ができない戦術輸送機。戦争さえなければね。

ついでにミサイルや機関砲も搭載しない戦闘機なんかもいいでしょう。兵装をつまなければ速度は上がるし、航続距離も伸びます。民間でも
かってくれるかもしれません。
C
2010/12/31 10:49
国内なら飛行場が整備されているので運用にさほど支障はないと思われます。国内で不整地に着陸する場合は空港が空爆で使用できない状況が考えられますが果たして離陸する空港が残っているか?また、制空権も怪しいので飛べないかも。PKO時では不整地に着陸する必要性が薄いです。やや整備された空港に大量の援助物資を速やかに輸送し、他国のもっと小型の輸送機や陸路等で物資を必要な箇所に配達します。大型輸送機でしか輸送出来ない物資を積んで不整地に着陸した場合、小型機でも着陸出来なくなります。PKOなら助け合ってもOK。
B
2010/12/31 11:10
連投すみません。

C氏、時代は変わっていきます。着陸性能に支障があっても国内ならほぼ制限はなく、PKO時でも前に書いた運用なら十分な働きが可能です。戦時で既存の空港が破壊されている状況なら不整地に着陸する状況が不明です。制空権ない状況で輸送機を飛ばすのは無理ですし、そも機体や運用可能な空港が残っていない可能性が高いです。

兵装を積まない戦闘機ですか、燃費悪いですしさほど積めないので輸送機としては失格ですし、人間もさほど乗れないので旅客機もきつい、飛行記録を更新する為ならまあ買ってくれそうですね。
B
2010/12/31 11:30
うーん、ここまで清谷氏含めてだれも出していないからよくわからないんですけど、「不整地」というのは具体的にどういったものを言っているのでしょう?
というか、各機種の不整地運用能力の有無はどこでアナウンスされているのか、それぞれの「不整地」の定義は同じなのでしょうか?

また、清谷氏は以前ブログにおいて、取材でC-Xに不整地運用能力が無い、と主張していました。しかし、その取材が行われたのは同記事によればC-Xの民間バージョンのブースであるため、そもそも軍用機についての取材だったのかどうか、という疑問も残ります。

そのへんが不明なままあーだこーだ言った所で不毛だと思いますけどね。
kyu
2011/01/05 01:22
>kyuさん
>不整地の定義
そうですよね…メーカーの説明で着陸可能な地盤の固さ、凹凸とか出てるんでしょうか
このエントリ内では不整地といったら
・舗装されていなく展圧もされていないやや地盤が固めの平地でないですか?
多分Cさんもその考えだと思いますよ
私はこんな所におろす必要があるのか疑問ですが…

中段の疑問については着陸能力は飛行機の根幹とも言えるのでわざわざ変えないと思います
ゆう
2011/01/05 11:52
>ゆうさん
>・舗装されていなく展圧もされていないやや地盤が固めの平地でないですか?

先生、そういった条件を満たしていて、なおかつ航空機が運用できるほど広い場所が日本国内では思い当たりません。

というか、(最大離陸重量/車輪の数)という慧さんをやってみたらC-XはA400MやC-130よりも地面に与える負荷が低くなってしまいましたが、他に何が不正地での運用能力に影響するんでしょうね。
kyu
2011/01/06 00:00
私の調べ方が下手なのかもしれませんが、C-Xが不整地着陸性能を全く有していない・又は制限がある、という情報を確認出来ませんでした。

それにしても清谷氏の言われる不整地というのはどのようなもの何でしょうね。
流れ者
2011/01/06 00:55
この種の試験機が補強付きなのは当たり前のような。
はら
2011/01/19 22:30
>はら
そうですね。
多かれ少なかれ試作機は不良箇所が見つかります。
試作段階から完璧な機体なんて幻想に近いです。
試作で得た経験を踏まえて量産されるのですから
強度不足なども改善されるでしょう。
機体設計を一部やり直すのならば補強での重量
増加によるペイロード減少、航続距離低下などの
影響が少なくなりますしね。
清谷氏はもしかしたら量産機は試作機の経験を無視
した、補強なしの初期機体で製造されるという情報
を掴んだのかもしれませんね。(笑)
流れ者
2011/01/20 07:59
>流れ者

その理屈ならば清谷氏が指摘しているように、
偵察ポッドも受領しなければならなはずです。

防衛省が受領するのは完成した試作機ですよ。
普通官はつぎはぎだらけの未完成品を受領しません。
受領後に思わぬトラブルが発生するのと、初めからわかっている不良が未解決な機体の違いも理解できいようですね。

この手合いに限って自分は物知りと思いこんで他人を嘲笑する。噴飯ものですね(笑)
流山
2011/01/20 13:19
>流山
う〜ん、誤解があるようです。偵察ポッドについては詳しくない為、特にコメントしてません。なので、ちょっとだけ分かってるつもりのC-Xについてコメントさせていただきました。私は軍事評論家や軍関係者ではない外野です。素人なりに清谷氏以外の情報源から得た情報をもとにコメントしています。あ、情報源は秘密です。流山氏はC-X採用に意見があればお聞きしたいです。太鼓持ちだけなんで。
嘲笑していません。自身の知識に絶対の自信もありません。ただ、『可哀相だな』と憐憫感情を抱きながらコメントしているだけです。
流れ者
2011/01/20 14:08
技本さんの試作機の領収と、空幕直調の量産装備品の調達を同じ基準で扱えと言われても困るのでは無いでしょうか?
試作機であるXC-2は受領して各種試験を実施し、問題が有れば国内メーカが設計から見直して量産機として完成させることが期待できます。
(実際、某社は既に何回目かの設計変更を夜を徹して実施中とか…)
一方で、量産初号機となるはずだった偵察ポッドは、その中身が事実上輸入品であり、かつ、受注会社のチョンボにより、仕様を満たして完成させられる手段が存在しない。半年延ばそうが一年延ばそうが、最初から輸入品ベースで提案しており、受注会社に技術的な解決策が無い以上、これ以上納延させても無駄であると判断したから打ち切った。
そもそも、グローバルホーク(U-2戦略偵察機の後継)のような無人機の行う戦略偵察と、RF-4戦術偵察機の後継で始まった戦術偵察ポッドとは、本来、全く用途が異なる。たまたま、双方が同一時期に話題になったため、偵察(戦略も戦術も含めて)機能の在り方を見直そうとしているだけで、「グロホが有れば偵察ポッドが要らない」との結論ありきで話をしている訳ではないと思うのですが?
juggler
2011/01/20 19:45
>偵察ポッドは、その中身が事実上輸入品であり
東芝が聞いたら怒りますよw

>空幕直調の量産装備品
量産品を調達するための試作品ですよ。
量産品と同じものが求められています。
それとも量産品もつぎはぎだらけでOKなのでしょうかね。
おいおい
2011/01/20 21:54
>おいおい
おいおい、順番が逆。
試作機で不良箇所を出してから、対策を行った設計で量産を行う。
量産機をもとに試作機を作る?意味が分からん。
あんたが言うような段階を踏んだ機体があったら教えてくれ、笑ってやるから。
お〜い
2011/01/20 23:04
初期不良があるものは欠陥品であれば、この世の工業製品はほとんど欠陥品ですね。
リコール制度も必要ないでしょうし、ロット管理とかもしなくてよさそうです。
ゆう
2011/01/21 00:24
>東芝が聞いたら怒りますよw

いえいえ、今回のF−15用偵察システム(J/USD-1)の、「光学・赤外線ポッド」は米国レコン・オプティカル社(今はグッドリッチ社が引き継いでいる)製です。このことはの三補の公表している契約実績の随契理由欄に明示されていました。

東芝のやっているのは、各ポッド・送受信装置及び地上システム等のシステム・インテグレート<笑 で、米国メーカとの技術援助契約が随契理由となっています。

で、この期に及んで、仕様上のある項目(かなり初歩的な項目です)を満足できないことが判明し、米国メーカが「対応不能」とさじを投げたので、今回の騒動となったと。

事業名は「F−15偵察機化試改修事業」ですが、この偵察システムは量産初号機です。試作品ではありません。(だから型式名称がXJ/ではない。)

一方、XC-2は技術研究本部(つまりは研究所)が試作機を作って領収を受けた段階。これから試験を行って、運用に供することができそうなら、空幕(つまりはユーザ)が量産機の製造契約を結ぶ。(厳密には空幕が予算をつけて、装備本部に買って貰う) 現状、XC-2は、清谷先生の言う通り、パッチだらけで、ボロボロですが、これから運用に耐えられる様に改修(事実上再設計との話もあるが<笑)できれば、量産できるかもしれません。(運用に耐えない/量産できないと決定している訳ではない。)
だから、納期延期も認めたし、機体も領収して試験することになった と認識しております。
juggler
2011/01/21 01:27
>代用の偵察システムを調達しない方針

これも誤解があって、「直ぐには調達しない」だと思われます。
なぜならば、官側が「納延を受け付けない」と決定しただけで、東芝は未だにキャンセル(契約解除)について了解していない(官側と東芝の間で協議中)。
また、「完成可能な一部だけ納入させて欲しい」<笑)と泣きついてくるかも知れない。<爆
最悪、訴訟沙汰も有り得る。
したがって、東芝がキャンセルを受け入れるという結論が出るまで、代替となる偵察システムの調達ができない。との見方もあります。
(訴訟沙汰なら数年〜十数年かかるかも知れない。)

ISR能力を向上させるために、直ぐにでもボロボロのRF-4E/EJを更新したかったのに、わざわざ積極的にキャンセルするとは考え難いと思うのですが…

ただ、どうせキャンセルするなら、
中防で「航空偵察機能の在り方を検討する。」といっているように全般的に見直そうとなった。と思われます。

したがって、検討した結果、「やっぱり戦闘機+偵察ポッドが必要」となる可能性も十分あるかと…
(F/A-18FにSHARPを積んでいるように、別にF-35でなくても、偵察ポッドやキットは搭載できるのだから… まあ、再度、名目上の国産とするか、FMS等の輸入で進めるか?も要検討でしょうけど…)

逆に問題は、戦術偵察専門部隊を維持するか、戦闘部隊に兼任させるか?というような組織論とか、
そもそも、宇宙基本法が通って宇宙利用の道がひらけたことや、技本が勝手に開発(難航)している<笑)「無人偵察システム」をどうするかも考えなければならないし、南西重視・情報重視と事業環境が変わっているので、全体をひっくるめて、再検討する。というのは正しいかと…
juggler
2011/01/21 03:05
東芝さんが要求性能をみたせるかと言う質問に対してみたせると回答したにも関わらず、実際ふたを開けてみたら、性能すらみたさない粗悪品を出し、かつその改良型の開発費もほとんどが人件費みたいな高価な製品だったので防衛省が防衛関連企業(東芝)自体の生ぬるい製品に嫌気がさして取り下げたのではないですか?
ノン
2011/04/24 09:57

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