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防衛省 F35情報開示請求へ 概算要求 調査費、最大10億円 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100808-00000098-san-pol 防衛省は今年もFX(次期戦闘機)のRfPも出さず、来年度の調達経費の計上を見送るようです。 それは今年RfPを出してしまうとF-35が候補から洩れてしまうから、というのが経理装備局や空幕の言い分です。 調達経費の計上を見送る方針を固めた。 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100726-OYT1T00546.htm 防衛省と空自は、是が非でもアメリカ製の新しい玩具が欲しいようです。 彼らはかつて航空優勢を確保するために是非ともF-22が欲しいと主張していました。 ところがそれがダメとなると対地攻撃が主体のF-35でいいや、というのは余りにも安直なブランド信仰、あるいは植民地根性丸出しで、まるで日本経済新聞の論説員並の見識です。 【FX選定】日経も子供か http://kiyotani.at.webry.info/200904/article_9.html 前からこのブログでも申し上げていますが、防衛省や空自には防衛全体を見通すグランドデザインがありません。 当事者能力を失っています。 そもそもFXはライセンス国産するのか、しないのか。それを決定すべきです。F-35を選択するということは戦闘機の生産能力を破棄するということです。 仮にそのような生産中止の決定がなされたとしても、本来FX選定が決定されたときに、国産をやめると決定していたのであれば、それでも良しとしましょう。 何年ものリードタイムがあれば関連企業も業態転換や新たな仕事を探す時間がありました。 ところが、未だに戦闘機の生産基盤を維持するのか捨てるのかも決めていない。 これで倒産する企業もでてくるかもしれませんが、別に防衛省が責任をもってくれるわけじゃありません。 関連企業こそいい迷惑でしょう。こうして防衛省の信用毀損が進行しているわけです。 佃和夫三菱重工会長兼日本航空宇宙工業会会長は「一般に(戦闘機生産の)空白期間は3年が限界」と述べています。それ以上は株主が許さない(日経5/31)と述べています。 F-35は米国がライセンス生産を許さないでしょう。仮にライセンス生産が可能になるしても、いまから10年ほどは先の話だし、せいぜいが単なる組み立てに毛が生えたようもものになるでしょう。ティア1のパートナーである英国ですらライセンス生産は許されていません。 のんびりとF-35の情報開示を待っているウチに、F-2の生産は終わっています。 体力のある三菱重工など大手は待ってくれるかも知れませんが、下請けの中小企業にはそんな体力はありません。他の仕事を見つけるか、余剰員員は解雇、最悪の場合会社は整理か、倒産する場合もあるでしょう。 防衛省や空幕は防衛産業は仕事をちらつかせればいつでも尻尾を振ってやってくると思っているのでしょう。ですが、それは思い上がりというものです。 目先の利く会社、あるいは資金に余裕のある会社から戦闘機生産から足抜きするでしょう。 3年も4年も先になってやはりF-35はダメだ、ライセンス国産だと決定しても、そのころには戦闘機を生産する基盤が無くなっている可能性は決して低くないわけで。 そんな間抜けなことになりかねないのが現在の状況です。 住友電工や横浜ゴムのような大手企業ですら既に戦闘機生産には見切りを付けて撤退しています。 このまま結論を先送りにすれば防衛省はただでさえ、少なくなっている防衛産業界から信頼を完全に失います。戦闘機だけではありません。 戦闘機が尻切れトンボで生産中止になれば、同様なことが戦車や水上艦艇など他の分野でも同様なことがおこることは容易に想像がつきます。 雪崩をうって防衛産業から離脱する企業がでる可能性があります。 逃げ出せないのはつぶしの利かないところや、ビジネスを転換する資金的な余裕がないところです。 で、下記のような記事がでてくるわけです。 F2戦闘機を追加調達 FX選定難航で防衛省検討 中国脅威に防空を穴埋め http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100719/plc1007190053001-n1.htm 恐らくソースは三菱重工筋でしょう。 重工にしてみれば新戦闘機はライセンス生産になるかどうかわからない、そうなっても何年もブランクができるし、その間の費用を防衛省が持ってくれるわけでない。 ならばF-2の生産が一番手堅く稼げるといったところでしょう。 もっともそのためにはロッキード・マーチンの協力が必要ですが、それは望み薄です。F-2用ライン維持してもたいして儲かる仕事じゃありません。 F-2の生産が大幅に削れたのは高コストが原因とされていますが、それだけではありません。 三菱重工はレーダーの不具合は少し前に治った(空自はレーダーの不具合は無いと主張)としていますが、否定する情報も入っています。 このような機体を追加生産しても得るところはありません。防衛費は三菱重工を養うために支払われているわけじゃありません。国家と共になる三菱のキャッチフレーズはどこに行ったのでしょうか。 経理装備局や空幕ではF-35が採用されるまでF-4EJ改を地上で留めておけば、後5年でも10年でも退役を引き延ばせると平気で主張する人達がいます。 それも末端の人間ではない、相応の立場の人達です。 これは即ち、F-4EJ改もFXも必要ない、2個飛行隊の戦闘機を減らしても抑止には何の問題がないと公言しているようなものです。 現場の搭乗員達もいい迷惑でしょう。飛ぶな、というわけですから。 つまり防衛省は、 現中期防で必要ない戦闘機を要求していた。 ということになります。官僚として如何なものでしょうか。 必要ないものを予算要求するのが官僚であるといわれるならば返す言葉はありませんが。 現中期防では本来7機あるいはそれ以上のFXが調達されていたはずです。それが予定よりも10年も15年も遅れてもOKというのであれば、財務省や政府はFX調達必要なし、その分空自の予算を削って国の借金の返済に回すでしょう。 どうも内局も空幕も自分たちの予算を削りたくてしょうがないようです。 来年度以降も当面予算は緊縮になることが予想されます。国の借金を減らすために自らの予算を削減しようというのは官僚の鑑です。 二個飛行隊が廃止になればFXの費用だけではなく、搭乗員、整備員はもとより、その何倍のもの人員が「不要」となります。 ホント、すべての官僚が彼らを見習ってくれたら、首に青筋立てたキツい目の選挙違反で当選したオバサンが事業仕分けなどしなくても国家予算は大幅に縮小できるでしょう。 このような防衛官僚と制服組の自主的な軍縮は、さぞかし共産党の志位氏や社民党の福島氏らを喜ばせることでしょう。 もう一つの問題があります。 候補機のメーカーがダラダラと続くFX商戦に「厭戦気分」がでていることです。 このFX商戦の迷走で我が国は「決断できない国」というイメージを世界の兵器マーケットに印象付けたのではないでしょうか。先進国ではない、まるでインドや産油国並にややっこしいとなれば今後提示される兵器の価格には値段に「手間賃」がかなりオンされる可能性があります。 これでこれから情報開示を要求するF-35にでも決まったら、今後戦闘機商戦にまともの付き合うメーカーも商社も出てこなくなるかもしれません。 国内の戦闘機生産基盤の維持もそうですが、「信用」というものが如何に大切か、また一旦失った信用を回復するのが如何に大変であるのか、防衛省も空幕も理解していなようです。 早々にFXから手を引いたフランス人が一番が利口だったかも知れません。少なくともボーイングやBAEシステムズの担当者とは異なってダッソーのセールス担当者は今年も悠々と夏のバカンスをとれたわけですから。 【問題の本質】FX(次期戦闘機)の議論に欠けているもの http://kiyotani.at.webry.info/200712/article_15.html FXは必要なし? 航空自衛隊は予算を1000億円ぐらい削減されてもいいらしい。 http://kiyotani.at.webry.info/201003/article_3.html 戦略無き空自のFX選定 田母神氏ら歴代空幕長に戦略はありや? http://kiyotani.at.webry.info/200907/article_10.html 航空自衛隊は子供か その2 http://kiyotani.at.webry.info/200904/article_5.html 株主が防衛産業を見限る日 http://kiyotani.at.webry.info/201001/article_9.html 防衛破綻―「ガラパゴス化」する自衛隊装備 (中公新書ラクレ) 中央公論新社 清谷 信一 ユーザレビュー: この本の内容は信頼出 ... 自衛隊の調達と装備に ... 防衛費へのわかりやす ...Amazonアソシエイト by ![]() 専守防衛──日本を支配する幻想 (祥伝社新書195) (祥伝社新書 195) 祥伝社 清谷 信一 ユーザレビュー: 「専守防衛」について ... 「専守防衛」というの ... 皆が口にする「専守防 ...Amazonアソシエイト by ![]() |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
1ゲット |
たけし 2010/08/09 01:09 |
キヨタ二さん |
紫電改 2010/08/09 07:06 |
最近はF-2もまともに飛んでいる映像などもよく出てきてもう欠陥機ではない、といった記事も多いらしいですね。ただ、あまり細かい内情は知りませんが、稼働率や稼働コストはどうなんだろう、本当の意味で「戦力」として使えるんだろうかとまだ疑問は残っている印象です。そして、やっぱり基本的にわざわざF-16ベースで独自の機体を開発するよりもコストが安いと言われるF-16をそのまま採用した方がはるかに良かったような気がするんですが…。 |
SNK22 2010/08/09 07:15 |
>ボーイングやBAEシステムズの担当者とは異なってダッソーのセールス担当者は今年も悠々と夏のバカンスをとれたわけですから。 |
ぽち 2010/08/09 09:45 |
空自がステルス機を求め続けたことがブランド信仰、ということでしょうか。アメリカ機が欲しいだけならF/A-18E/FやF-15FXも選べましたしね。 |
2010/08/09 10:17 |
F-22を待つべきで、そのつなぎとしてF-2やF-15の改修・少量追加生産で産業基盤をなんとか維持すべきでしょう。 |
とん 2010/08/09 10:40 |
日本の当局に欠けているのが時間という概念です。これが企業経営者ならば失格です。 |
キヨタニ 2010/08/09 11:17 |
この一件に関する限り、防衛省と空自はいくら叩かれても仕方ないよなあ。 |
スイフト 2010/08/09 12:10 |
空幕が迷走してるのは事実ですが、他で色々と突っ込みたいところが |
スイーツ 2010/08/09 14:18 |
某ジャーナリストは森も木も見ていませんけどね |
某 2010/08/09 15:27 |
そういえばF-2の調達を中止した時、今後、戦闘機はマルチロール化して、2機種にするような話が出ていたと思います。 |
フロッシュ 2010/08/09 15:39 |
>某 |
キヨタニ 2010/08/09 16:36 |
>制空戦闘機→攻撃機に趣旨替えをした論的な説明 |
みづせ@黒書刊行会 2010/08/09 17:29 |
IPをさらすのは感心しないな。子供っぽい対応だ |
たけし 2010/08/09 17:37 |
キヨタニさん |
某 2010/08/09 18:48 |
>某ジャーナリストは森も木も見ていませんけどね |
たけし 2010/08/09 20:01 |
>>たけしさん |
レ 2010/08/09 20:43 |
むしろ、批判を受けることを覚悟できないのなら、ブログなんてやめるべきでしょ |
レ 2010/08/09 20:44 |
>レさん |
774 2010/08/09 21:09 |
>>774さん |
レ 2010/08/09 21:27 |
>レ |
れれれ 2010/08/09 23:20 |
>レさん |
774 2010/08/09 23:26 |
連投失礼。 |
774 2010/08/09 23:32 |
774さん |
ST核融合炉 2010/08/10 00:33 |
最近は警察も動きますよ。 |
最近は 2010/08/10 01:02 |
裁判なんてものは個人でもできますよ〜だ。 |
昔は 2010/08/10 07:53 |
確かに訴えられると大変ですね、清谷氏が。 |
某ぐすたふ 2010/08/10 09:09 |
まあ裁判は置いといて。 |
ぐすたふ 2010/08/10 09:52 |
↑こんなのがわいてくるのは猛暑のせい? |
夏のせい? 2010/08/10 11:56 |
↑こんなのがわいてくるのは猛暑のせい? |
ぐすたふ 2010/08/10 12:30 |
猛暑のせいではなくて、きっとそういう方なんでしょう。 |
いつも楽しく拝見しております 2010/08/10 12:49 |
>いつも楽しく以下略 |
ぐすたふ 2010/08/10 14:54 |
F-2調達を打ち切った石破大臣に、先を見る目がなかった。 |
K 2010/08/10 18:09 |
あれ? |
あ 2010/08/13 04:11 |
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