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本日防衛省の来年度の概算要求が発表になりました。防衛省のHPでも一部資料が公開されています。 ぼくは先週の段階で公開されている資料の他各幕などの資料も目を通しました。 その中で面白かったのが陸幕の新戦車に関する要求です。 現在開発中の新戦車(TK−X)を4年分の58輛を561億円で一括調達し、コストを下げるとあります。 恐らく防衛省と陸幕の意図することは「高価な戦車」の調達に反論が上がるであろう、だから初期に大量調達するこによって一両あたり10億円を切る「お値打ち」単価を設定したのだろう、というのがぼくの読みです。 自民党内にも新戦車不要論はあるわけで、民主党政権ならなら尚更だろう、ということでしょう。 さて昨年、新戦車のお披露目に当たってブログを書きました。それは産経が報道した「新戦車の値段は7億円」という話が一人歩きしてはまずいだろうと思ったからです。 TK−X 公開 http://kiyotani.at.webry.info/200802/article_10.html 新戦車の値段は本当に7億円か。 http://kiyotani.at.webry.info/200808/article_13.html 案の定ネットでは「我が国の優秀な技術で90式よりも大幅に安くなった」と大騒ぎになっていました。 冷静に考えれば開発も終わっておらず、調達数もわからないのに値段がでないと考えるべきでしょう。実際ぼくが紹介したように7億円という値段は開発は、記者会見で軍事評論家宇垣大成氏が技本の新戦車開発室長、大内 1佐に値段を質したときに大内1佐は個人的な意見と断った上で「7億円ぐらいに収まると嬉しい」といったニュアンスで発言したわけです。 仮に11億円ほどならば諸外国の3.5世代戦車並の価格ですが、それでも安いと思います。例えば国産のサーマルイメージャーでもフランス製などに比べるととんでも無く高いですから。 ぼくはそんなに安いのは何かを犠牲にしているとしか思えません。 安くできたのは「日本人が優秀だから」の一言で片付けていいのでしょうか。 安っぽい愛国心と根拠無き選民主義は国を滅ぼします。 我々はそれを前の戦争で嫌というほど学んだはずですが。 前から指摘しているように上部や下部の装甲があまりに薄い。とてもゲリラ・コマンドウ対策をしている車体ではありません。それは重量を抑えるためでしょう。 またクーラーも、補助動力装置も、リモート・ウェポン・ステーションも搭載していません。 これは民間トレーラーに搭載しての移動が可能にするために本体の重量を四〇トンに抑える必要があるからです。当然ながら将来に重量が増加するような近代化も出来ないわけです。 そんな戦車を今後30年以上使い続けるわけです。 まあ、今が良ければいいのだ、三菱重工の相模原工場に仕事が回ればいいのだいうなら話は別ですけど。 そもそも現在六〇〇輛とされる戦車の内、半分強が北海道限定の九〇式というのも異常です。 ところが米軍はそのような国内法規の適応は除外されている。有事になれば七〇トンを越える米軍のM1戦車は自由に国内を走ることができるが、五〇トンと「軽量」の九〇式は運用できず、40トン級の新戦車じゃないと戦えないというのは極めて不思議です。 ぼくは陸自の戦車は300輛程度で充分だと思います。既存の90式に新戦車用に開発されたネットワーク機能を付加すれば開発費も無駄にはならないでしょう。 歩兵戦闘車も、偵察車輛も、自走迫撃砲も、兵員輸送車も足らず、野戦装甲救急車にいたってはゼロです。前方観測システムも、無線機もまったく足らない。野戦用の暗視装置なども数が足らないだけではなくて旧式です。 内地、特に西の部隊の装備は朝鮮戦争に毛が生えたようなレベルです。 隊員のセーターすらも支給できないのに、新しい戦車だけ揃えてどんな戦いをするのでしょうか。 戦車だけで戦争ができるならば、どこの国も苦労はしません。 ぼくは戦車だけではなく、陸自の兵力を大幅に減らしても近代化を進めるべきだと考えます。 我が国の防衛と予算−平成22年度概算要求の概要−) http://www.mod.go.jp/j/library/archives/yosan/2010/yosan_gaiyou.pdf |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
納税者を謀る防衛省の詐術 本当はもっと高い新戦車の値段
さて、先週ロンドンから戻ってきました。防衛装備見本市DSEiの取材でした。 現地では国内メーカーの方々ともお話しできたり、現地のシンクタンクの人間とも会ったりして何かと実りの多い取材でした。 別に怪しげな日本料理を食べだけにロンドンに行ってきたわけではありません。 ...続きを見る |
清谷信一公式ブログ 清谷防衛経済研究所... 2009/09/20 12:51 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
>戦車不要論 |
気になったところ 2009/09/01 00:16 |
>戦車の値段 |
気になったところ 2009/09/01 00:39 |
「戦力は必要な数量と調達年限を明示して安く買え」ってのは清谷さんの日頃からの主張だと思ったのですが、それに沿った(あるいは近い)形で戦車を買おうとしているのですから、その点は評価してしかるべきではないでしょうか? |
Null_Devices 2009/09/01 00:46 |
>重すぎて橋を渡れない |
気になったところ 2009/09/01 01:10 |
気になったところさんの発言で私と異なる点がいくつかあったので、その点を含め私の見解を述べたいと思います |
山嵐 2009/09/01 02:03 |
>戦車だけでは戦争は出来ないのは事実だが、だからこそ支援戦闘機や対戦車ヘリの整備を行っているのではないか」 |
山嵐 2009/09/01 02:07 |
部隊は軍(自衛隊)に所属する任地、任務別に編成されるもので教導団が部隊とみなされないという話はありえません |
気になったところ 2009/09/01 11:17 |
部隊とみなされない> |
山嵐 2009/09/01 12:07 |
部隊とみなされない> |
山嵐 2009/09/01 12:26 |
では、これを行わないのは何故か。 |
山嵐 2009/09/01 12:34 |
北海道の10個連隊と中即連の1個中隊のみで、本州師団・旅団の連隊には装甲車が配備されていない。 |
山嵐 2009/09/01 12:42 |
富士教導団全体としては富士学校(機関)の所属といえるかわかりませんが組織編制上は同列に書かれています(企画部.総務部.管理部.特科部.機甲科部.普通化部.富士教導団.部隊訓練評価隊) |
気になったところ 2009/09/01 13:03 |
>本州の装甲車 |
気になったところ 2009/09/01 13:30 |
>無人機 |
気になったところ 2009/09/01 14:07 |
富士教導団はあくまで平時は教育を担当する組織であり、一般の部隊とは異なる存在であると当初より私は申し上げております。 |
山嵐 2009/09/01 14:57 |
つまり師団ー方面隊ー陸幕の関係を構築するためにも陸幕直轄通信・補給関連の部隊は必須でありましたが、火器等は方面隊までで、陸幕が方面隊や師団の装備面で支援は行えないというわけです |
山嵐 2009/09/01 15:05 |
装甲車は戦車大隊に配備されているというのはそうです。 |
山嵐 2009/09/01 15:12 |
話がずれてきましたね |
気になったところ 2009/09/01 15:14 |
無人偵察機に関しても、未だに少数ですよ。 |
山嵐 2009/09/01 15:15 |
装甲車が足りてないのは理解してますが予算の問題が大きいんです |
気になったところ 2009/09/01 15:23 |
確かに装甲車は不足していますが、 |
山嵐 2009/09/01 15:33 |
89式IFVの場合高くなった理由は単純に量産しなかったからです |
気になったところ 2009/09/01 15:49 |
まず、89式が開発されたのは80年代で73式はその時は生産されていましたよ |
山嵐 2009/09/01 16:01 |
日本の国防予算が少なすぎると思う。GDP3%とは言わないが、せめて2%ぐらいはほしい。 |
K 2009/09/01 16:31 |
特に、民主党がアメリカとの関係を見直すなら、今までの様に安く済ませる訳にはいかなくなる。 |
K 2009/09/01 16:43 |
IFVとAPCだと用途が異なるのでなんともいえませんが |
気になったところ 2009/09/01 17:10 |
根拠なき海外マンセー |
海外マンセー 2009/09/02 02:05 |
富士重、戦闘ヘリ発注中止で防衛省にライセンス料支払い要求へ |
シロ 2009/09/02 13:37 |
新戦車の写真や動画が去年以降まったく増えていません、ジャーナリストなら写真の一枚でも撮ってきたらどうですか。正直戦車の値段なんて関心ありません、早くプラモデルが作りたいです。 |
正直者 2009/09/05 00:22 |
>正直者さん |
名無し 2009/09/23 12:37 |
アパッチの件、ヒデ〜な〜本トなのか;? |
タム 2009/09/25 01:44 |
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