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zoom RSS 「西洋医学」は「西洋医学」か?

<<   作成日時 : 2009/02/06 17:43   >>

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【日本漢方生薬製剤協会】医師の8割が漢方薬を処方‐実態調査で判明
http://www.yakuji.co.jp/entry9100.html

 10年ぐらい前まで漢方というと胡散臭い、古くさいというイメージを持つ医者が多かったわけですから、随分時代も変わったものです。
 
 ただ、漢方薬の処方は患者の体型や体質によって処方が変わりますから、いわゆる「西洋医学」しかやっていない医者が処方すると危険な場合があります。特にろくに診察もしないで薬を出す医者が使うと危険であると思います。
 ですから漢方薬を使うならば、医師に漢方の脈診などの診察方法を教える必要あります。現状は漢方薬の普及だけが先行しているように思えます。
 
 さて「西洋医学」は「西洋医学」と呼んでいいのでしょうか。
 
 かつて西洋にも薬草を使ったりする医学が存在しました。薬など買えない庶民はそこらで手に入る薬草を使って病気を治してきました。
 
 ところがキリスト教の教会が薬草などに詳しい人間を「魔女」として宗教裁判にかけたりしたので、こういう医療が消えてしまったわけです。しかも風呂に入るのは快楽だからケシカランと入浴まで禁止したりしましたから、そら病気が増えるわけです。
 ペストなどの流行もそれが原因といわれています。

 そういう伝統医学の断絶の後に現在の「西洋医学」が登場したわけです。ですから現代西洋医学を「西洋医学」と呼ぶのは、ぼくは如何なものかと思うわけです。

 現在では欧米でも薬草・ハーブが見直されて、健康食品店だけではなく、医師が薬として処方しています。
 
 例えば日本でもサプリメントとして売られているセント・ジョーンズ・ワートは鬱の薬としてドイツなどでは医師が処方しています(ピルを服用している女性はピルの効果が減じるので使用してはいけないそうです)。またバレリアンも睡眠薬として普及しています。

 ぼくは健康オタクなので、外国に行くと薬局や自然食品店などを回るのを楽しみにしているので、日本で西洋ハーブのサプリメントを試したりしてきました。これが結構利きます。お土産で買って帰ると喜ばれたものです。

 昨今は日本の薬局でも入手できるものが増えましたが、医師が処方した方がいいようなものもあります。
 漢方薬に加えこれらも医師が処方できるようにすべきだと思います。無論医師は新たな勉強をする必要がありますが。


 英国の特殊部隊SASでもメディックの一環として現地で手に入るハーブなどを使った治療などの講習を受けます。

 たかだかここ200年ほど前から始まった「西洋医学」による治療を、「唯一絶対の正しい医療」と信じる人がいます。
 
 が、それは極めて「非科学的」な態度であると思います。
 思いこみや固定観念で先人の知恵を軽視するのは愚かだと思います。現代の最新の医療も薬草も効くものは組み合わせて使用すべきです。


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 この本では薬草の使い方なども紹介されています。例えば柳の木の皮を剥いでそれを煮たてて鎮痛剤をつくるとか。



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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
人間に有用な植物の総称がハーブ。その観点では大麻もハーブで薬草では。
戦前までは何とも無かったのに。みんな敗戦のせいですね。
GHQ
2009/02/07 07:47
セント・ジョーンズ・ワートはピル以外にも喘息、心臓や血液凝固に関する薬などと相互作用があるのが知られています。今他に飲んでいる薬のある人は服用していいか薬剤師などに相談した方がいいでしょう。
 漢方薬は体質や症状の診断が西洋薬とは全く違うため、現在の日本の医療機関では専門医や漢方療法を研究している医師以外ではほとんど西洋薬の付け足しのように処方されているのが現状です。本当にきちんと症状にあった薬を出せば非常に有効な場合もあるそうですが、それには相当な経験が必要と思われます。
SNK22
2009/02/07 08:45
明治天皇が脚気を罹患したとき、宮中はドイツ系医学者が幅を利かせて、「脚気は、伝染病」と頑迷に主張しましたが、時代遅れと日陰者扱いだった漢方医は、「脚気は、栄養障害」と主張し、麦飯を食べさせ、脚気を治したとか。
麦飯が、脚気に有効であることは経験的には分かっていたからです。
最新の知識や技術が、常に最高とは限らず、長年の経験から得られた古い知識の方が、役立つこともあるのですね。
シロ
2009/02/10 10:58
漢方は、オランダ医療の「蘭方」に対する日本の医療でシナとは何の関係もありません。
シナ大陸では、戦乱で「漢方の書籍」が失われ、明治以降に日本から持ち込んではじめたのが、シナの漢方というの真実です。

漢方薬の危険性については、いわゆる一般の薬品の臨床試験を適用したら、無効とか副作用が強すぎるというのが続出しましたが、そういうのを主張するものは、プロ市民から攻撃を受けます。

ああ、某歴代の医師会の会長の影響力で漢方薬が簡単に認証されていたというのは、漢方の危険性に関心のあるひとにとっては常識です。

ころころ
2009/02/11 05:13

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