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zoom RSS グレーゾーン金利と景気と零細企業

<<   作成日時 : 2008/02/11 17:59   >>

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 昨今、巷では利息制限法に定める上限金利を超えるが、出資法に定める上限金利に満たないグレーゾーンの規制をうけた金融業者の広告が増えてきました。

 この規制の目的は多重債務者の救済なんですが、これでこまったのは資金繰りにシクハクしている中小零細企業です。日本の企業の99.8パーセントは従業員100名未満の中小零細企業です。
 ハッキリ言って個人でサラ金でカネを借りてパチンコやらギャンブルにつぎ込んだり、ブランドものを買いまくる連中は放っておいていいと思います(それが病気ならば病院に強制収容すればいい。あるは限界集落に強制移住させるべきです)。
 そんな連中を救うために多くの零細企業が迷惑を蒙っているわけです。

 我が国では銀行や信金が本来金融機関の機能のキモである与信機能がないわけです。しかも彼らは零細企業や自営業者に金を貸したがらないわけです。

 特に問題はつなぎの融資です。売り上げが減って、支払いが増えるときに1週間とか1ヶ月とか次の纏まった入金が必要だったり、年に数度の纏まった仕入れが必要だったりするときが零細企業は大変なんです。
 そこさえ凌げばなんとかなる、という企業は多いわけです。また今回の冷凍餃子の事件などが起こると風評被害をうけたりする飲食店などもつなぎで資金が必要だったりします。やれた台風だ、冷害だと政府がなんらかの補助を出してくれる農家と違って零細企業は国から何の支援もありません。

 そんな零細企業に金を貸していたのが、町金です(クレジットカードローンとかもですが)。ところがグレーゾーン金利はダメよといことになって、町金が金を貸さなくなってきているわけです。更に昨今、町金が不渡りを出すことが増えています。つまり中小サラ金が潰れているわけです。
 これが零細企業の資金繰りに悪影響を与えいるわけで、故に昨年から零細企業の倒産が増えているわけです。1週間だけ100万あれば助かる企業が軒並みつぶれているわけです。トイチの悪徳
 かつてパックイン・ジャーナルで田岡俊二氏は「(怪しげな)町金から金を借りるような会社は潰れればいい」と仰いましたが、田岡氏の仰る通りになっているわけです。零細企業が潰れてさぞかし気分が宜しいことでしょう。
 大朝日の記者ともなると、民草の生活やら経済の現場は知らなくともTVで発言できるらしい。まあ、司会の「庶民」を自称する愛川欽也もその尻馬に乗っかっていましたが。あんたぐらいの収入がある人は庶民とはいいませんよ。

 恐らく今後闇金融が増えるはずです(もう増えているかも知れません)。自体はグレーゾーン金利が合った時代よりも悪くなるでしょう。本来政府がなすべきはグレーゾーン金利の撤廃よりも金融機関に与信機能つけさせることでした。充分な与信機能がないくせにいかがわしい投信なんぞを売りまくっている銀行は潰せば宜しいと思うのですが。

 唯一グレーゾーン金利の撤廃のメリットは借金をしてまでパチンコする連中が減ったことです。これによって北朝鮮への資金が細ったわけです。その代償は極めて高くついたわけですが。



 【パックインジャーナル】愛川欣也、田岡俊次この血も涙もない人たち
 http://tb.bblog.biglobe.ne.jp/ap/tb/cc029e591c


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
頑張っている人に、お金が回るような仕組みにしないといけないと思いますね。
長田ドーム
2008/02/11 20:23
孫引きになりますが「利息は相対で決まるものである」と遠山の金さんこと遠山左衛門尉景元が言ったそうです。本来金利は市場が決めるべき問題で役所が口を挟むべき問題ではありません(もちろん押し貸しや暴行・脅迫による回収は勿論規制の対象ですが)。

中小企業に金が回らないのは問題ですね。過去に読んだ記事によれば最近の消費者金融に対する金利の制限や過払い金の請求などのバッシングで4兆円の信用収縮が起こるという試算があるそうです。

喜んでいるのは近代法の原理を無視してサラ金から金を取り返して一部を報酬や高額な振込み手数料を債務者から取り上げて懐を潤している弁護士や司法書士だけです。

このような馬鹿な政策は即刻やめて日本をまともな資本主義の国に戻すべし!

あーちゃん
2008/02/11 22:12
 いまさらどうにもならんわけで、結局みのと一緒に後藤田がかつがれ、弁護士やクレサラ被害の会のけしかけられて、正義だ品格だと叫んだ結果このざまです。

 パチンコは風営法の影響も手伝ってますね。
ななし
2008/02/12 00:06
実はこの問題、グレーゾーン禁止令と共に大手都市銀行が大手サラ金会社に対して業務提携という名の吸収を行っている点も無視できません。ここ最近大手サラ金の貸し出し条件がえらく厳しくなったという話を聞いたことがあるのですが、恐らくメガバンクサイドからの圧力が相当あったのでしょう。ですので今までだったら貸し出し出来ていたケースでも引っ掛かってしまい、借りられないという話が続出するわけです。

中小零細企業にとっては中小公庫のような存在は大変に有難いのですが、如何せんスピーディーな融資が出来ないというネックがあるので短期の資金繰りについて本来は早急にセーフティーネットを構築するべきなのですが、誰もリスクを取りたがらない、というのが現状ですね。
(話は一寸ずれるのですが、中小公庫って本当に廃止の動きがあるのでしょうか?もしこれ止めちゃったらたちまち首吊る事になる中小零細企業の社長さん達で斎場が溢れ返りますよ。まあ大手葬儀屋さんは笑いが止まらんでしょうけど)
北極28号
2008/02/13 11:46

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