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zoom RSS 自衛隊とFT合成燃料

<<   作成日時 : 2008/01/06 00:22   >>

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「軽油」に代わる次世代燃料 「FTD燃料」とはどんなもの?
http://www.j-cast.com/2008/01/03014943.html

 この記事では灯油や軽油の代用となるFT(フィッシャー・トロプシュFischer-Tropsch)合成法の代用燃料を紹介していますが、このブログでも昨年から米軍が航空燃料としてFT合成法による燃料の使用を紹介しました。

これらの燃料の利点は大気汚染物質が少ないた環境負荷が小さいことが挙げられますが、原料に石炭や天然ガスを使用するので石油依存率を下げることも利点です。

 特に我が国のように中東からの原油に過度に依存している国にとってはエネルギー調達の多様化を図るという意味で合成燃料の大々的な生産を行えば大きなメリットとなるでしょう。

 特に天然ガスでは小規模なガス田でも生産できるのがミソです。天然ガスを輸送するときは液化して行いなすが、この液化に巨大な設備が必要であり、また巨額の費用がかかります。ですから中小のガス田では液化プラントをつくるのは採算的に不可能です。ところが合成燃料であれば通常の石油製品と同様に輸送が可能ですから、液化プラントに適さない中小のガス田の有効利用が可能です。

 問題は値段ですが、概ねバーレル50ドル程度とやや高いですが、昨今の原油高もあり有利になっています。更に大幅なコスト削減が進めば一気に利用が増えると思います。

 ことに我が国周辺には海底に天然ガスが埋まっていますからこれらの利用にも使えます。昨年11月3日の日経によると東洋エンジニアリングと三井海洋が船に搭載したプラントで海底ガス田から合成燃料を生産するシステムを開発しています。米国で実証プラントを建設して2013年から商業化する予定だそうです。
 一つのガス田が枯渇したら次の所に移動すれば宜しいわけです。

 エネルギー調達の多様化は安全保障上も必要ですから防衛省を噛ませてもいいでしょう。
航空機や艦艇、車輛の燃料に合成燃料を導入するとか、技本の開発予算で合成燃料の低コスト化に関する研究をしていもいいでしょう。
 
 また自衛隊の車輛や艦艇、航空機が合成燃料を採用して国内のインフラ整備の先鞭をつけるというのもありでしょう。

 それから海自の実験艦として合成燃料プラントを搭載した艦を建造して白樺ガス田当たりで合成燃料の「生産実験」をしてはどうでしょうか。

 民間の船だと色々と嫌がらせを受けそうですが、海自の「軍艦」なら大丈夫でしょう。ついでに対空ミサイルや速射砲も装備すれば宜しい。
 合成燃料の海底ガス田からの精製の実験と権益の確保を一度にできます。



米軍が合成燃料の開発を推進
http://kiyotani.at.webry.info/200610/article_25.html

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
 資源エネルギーというのは、国策としての問題、グローバルな問題、価格の問題、環境問題とは切り離せません。

 いくら油田が見つかったとしても、それがどれくらいの埋蔵量があって、コストはどれくらいかかり、環境原理主義者とのつきあいや、各国との政治的な問題、テロの問題、毎年どれくらいの生産量が見込み、市場に供給できるまでは、時間はかかります。

まあ技術革新して、需要より供給の多い世界資源事情にすればいいんでしょうが、これからますます巨大な人口を誇る国々がエネルギーを必要とする時代になってくるため、コスト削減では吸収できず、ますます価格は上がっていくでしょうね。
ななし
2008/01/06 12:38
この議論の前に、幕藩防衛が形骸化し、「地球規模の善き防衛策」とは何かが、日米政府に議論なり、認識されていなければいけないのだ。 ここに、国家なる粗雑な幕藩体制を超えてしまった各国民間企業側(品悪く越境越後屋経済学と表現す)との防衛に対する意識乖離がある。防衛業務を請負し、巧妙な国際防衛策で、地球規模で国際防衛を請け負える策が民間どころか、趣味的研究開発側に存在す。
guest
2008/01/07 07:29
久々にどこかに噛み付かずノビノビとしたコメントを見ましたな。
見にきますので今年も元気でやってくさい。
ところで、顔がなぎら健一に似てきてます
1佐
2008/01/07 12:54
市民なり、民間は、常に官へ噛み付かねば、国なる粗雑な幕藩体制は絶対にようならん! 役人の洞察力の無さと、匿名性、無謬性が大和藩を破滅に追いやる主因である。 大本営の問題は有人兵器配備至上主義を打破できないところにある。 一左将校の非対称なる反乱を必要としている時代なり、良き2008年を!
guest
2008/01/09 07:08

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