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さて、前回に引き続き、週刊フライデー、IDEXレポート「世界の最新兵器『ゲーム感覚で人を殺せる!』の検証です。今回は個々のキャプションについてみていきます。 P.35 「フィンランド・パトリア社の新型水陸両用装甲車。6輪駆動で高い機動力を誇る」とありますが 8輪装甲車です。フライデーに掲載された写真でも8輪ということは分かります。 パトリア社の8×8装甲車AMV UAE・タンミヤ社製の装甲車」とされているものはイスラエル、エルビット社の無人車両です。米国防省主催の無人車レースに出場したのでご記憶の方も多いでしょう。つまりは技術実証車であり、製品ではありません。また装甲車でもありません。 タンミヤ社は単なる代理店です。その論法が通じるなら、KC−767は伊藤忠製ですし、我が国で運用されているボンバルディア社の機体はすべて双日製となります。 「UAE・ニムラ社の8輪装甲車。天井の突起物は機関銃」とあります。ニムラ(実際はニマーという発音ですが)は車両の名前であり、社名ではありません。メーカーはUAEのビン・ジャバ・グループです。ニマーはハンヴィーに酷似した4×4車両で、写真はその駆動系を流用してはじめから装甲車として開発されたニマーUです。 ニマーは4輪駆動車であり、8輪ではありません。 「天井の突起物は機銃」間違いではありませんが「突起」が搭載されているのはBMDA社とラインメタル・ディフェンス・エレクトロニクス社が共同開発し、昨年ユーロサトリで発表した対戦車、対空共用のランチャーと12.7ミリ機関砲を搭載したターレットMPCSで、写真は対空ミサイルのミストラルを搭載しております。「天井の突起」よりも天井のターレットの方が何か気になるが人情だと思いますが。 4×4装甲車 ニマーU 「フランス・ルノー社製の軍用トラック」とありのは、ルノー製ではなく、カナダのストレイト・マニュファクチャリング社(実際に製造しているのはストレイト・セキュリティ・ヴィークル社)の製品、ラピュターMTTVです。これはウクライナのアウトクラーズ社の KrAZ 6322 6×6トラックをベースに開発された装甲トラックで荷台の代わりに装甲化した兵員輸送用のキャビンを搭載しております。 因みにルノー社はトラックを製造しておりません。トラックを製造しているルノー・トラックは現在ボルボ傘下で、軍用トラック、装甲車を製造しているそのまた傘下のルノー・トラック・ディフェンス社です。ルノー社とは資本関係はありません。 ウクライナ製のトラックをベースにカナダで製造されたラピュターMTTV P.36 「UAE・カラカル社のピストル。既にUAE全軍で採用され配備が始まっている」社名はカラカル・インターナショナル社で、製品名はカラカル・ピストルです。UAE軍はIDEXで同ピストル、一万丁の発注を発表しました。全面的に採用を決定したわけではありませんし、これから一万丁についてもこれから配備が始まります。なおUAEの警察はこのピストルをサービスピストルとして採用することをIDEXで発表しました。 カラカルインターナショナル社のカラカル・ピストル 「ドイツ・ラインメタル社製の無人偵察・攻撃機」これは同社のUAV、KZOでドイツ軍が採用しておりますが、偵察や監視等を任務にするもので武装は搭載しておりません。「120キロ離れた場所でも高速で情報発信が可能だ」とありますが、KZOのデータリンク可能な距離は約100キロです。これまた誇張です。 同社はほぼ同じサイズの武装UAV、Taresをドイツ軍向けに開発中です。ですが、全く別の機体です。つまりこの機体は武装は搭載しません。 ラインメタル社のUAV、KZO また「ドイツ・ラインメタル社製の、地対空ミサイル。ITシステムで、照準を合わせる」とありますが、これはシミュレーターで、ミサイルでありません。 |
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これはまた杜撰極まりないですね。 |
オブジェクト 2007/04/09 23:43 |
フライデーってバカですね。 |
石友 2007/04/10 16:12 |
こういう専門的な取材は編集部も取材当事者を信じるしかないわけです。 |
キヨタニ 2007/04/10 23:18 |
昔とは違って危険を承知で |
249 2009/04/29 20:57 |
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