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zoom RSS 川崎重工、橋梁事業から撤退・2007年度末メド

<<   作成日時 : 2007/01/02 00:26   >>

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 昨年、川重はじめ重工各社が橋梁談合で摘発されたました。 
川重はの橋梁事業は最盛期430億円の売り上げが、昨年は入札を80億円までに減少するそうです。で、採算悪化で橋梁事業から撤退します。

 これはいい傾向ではないでしょうか。前から申し上げておりますが、日本の企業は仕事と付けばイヌの糞まで拾ってくるという悪癖をもっております。

 重工各社はあれこれ細かい事業を沢山抱えております。それらはその部門だけみれば中小企業だったりします。かといって専業の中小企業ほど思い切った投資も経営もできない。
 経営者も従業員も寄らば大樹の陰です。ですから競争力が弱い。
 故に企業のガタイを利用して談合に励み、互いに利益を分け合ってきわたわけです。お互いに仕事は確保できるけど利益はそこそこ。新規の参入者は排除して利益を確保する。

 このような仕組みは戦後日本の工業の足腰弱かった時代には有効で「必要悪」だったでしょう。ですが、いまとなっては弱小な部門の温存、遵法意識の欠如などの弊害が目立っております。
 競争から逃げるという根性が染みついたままではその業界はやがて斜陽化します。ひいてはその企業も斜陽化するでしょう。

 経団連加盟企業恐らくは藤原正彦センセイが仰る「いい会社」が談合という「犯罪」でカネを稼ぎ、それで悪びれることがない、そのような風潮を世間様が許す時代ではなくなったということです。もっとも経団連自体が談合企業の集まり的な集団ですから談合をやめようという声もマジョリティにはなってこなかった。

 早く談合を止め、経営資源を儲かる商売、或いは儲かりそうな商売に集中し、競争を恐れない企業でないと生き残りはできないでしょう。
 
 橋梁だけではなく、恐らく今後数年間で談合体質の防衛産業でも再編が起こるでしょう。


http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20061231AT1D3000230122006.html

http://kiyotani.at.webry.info/200609/article_9.html

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コメント(2件)

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儲からなくなる事もさることながら、橋梁や鉄骨は造船不況のバッファーであったと思います。船の建造に勢いが出たので「麦飯」をボソボソ喰わなくても良くなった。また、造船が駄目になったらさてさてどうなりますか?
pongchang
2007/01/02 11:57
造船はまた当分大丈夫でしょう。世間で名の知れた三井造船やら日立造船は売り上げ比からいえばもはや造船会社ではありませんが、専業メーカーは結構頑張っています。
キヨタニ
2007/01/03 21:28

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