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zoom RSS 【知的と感性に問題がある裁判官が、知的所有権を裁く怪】「ひよ子」立体商標認めず 

<<   作成日時 : 2006/12/03 00:00   >>

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 親が福岡県出身ということもあり、「ひよ子」は「千鳥饅頭」と並んで、子供の頃から親しんできた菓子であります。
 
 さて、 特許庁が認めた「ひよ子」の立体商標登録を知的高裁が取り消しとする判決をくだしました。

 子供の頃から慣れ親しんだという贔屓を割り引いても、この判決には納得できません。

「名菓ひよ子は和菓子の伝統を踏まえた単純な形の菓子」
「ひよ子社に鳥形饅頭の使用を独占させることは、多数の業者を排除する結果になり、公益上望ましくない」
「形状だけで他の商品と識別できるほど全国的に著名ではない。消費者は形状ではなく、商品名が記載された包装紙などで商品を識別している」
ひよこの形状自体は「単純なもので、ありふれている」
とかが、判決の理由だそうです。

 「ひよ子」は大正時代からのつくられているので、他社のものより古いと思うのですが。江戸時代からトリ型の菓子はあるといっても、あんな焼き菓子はないでしょうが。

 形が単純といいますが、単純な形で個性を出すのは難しいのです。複雑な形であれば、凝ったデザインというわけではありません。
 それをいったら松本零士氏や画家の故東郷青児氏の美人なんてどれもワンパターン、同じです。千年女王も森雪もメーテルも衣装替えれば見分けはつかんでしょうが。
 またサウジアラビアの国旗はデザイン性があるが、日本やポーランドの国旗などはデザイン性がない、ということになります。またガンダムにはデザイン性があるがウルトラマンには無い、というこになります。

 デザインは多くの人に認知して貰うためには、単純化する必要があります。しかもその上で強い個性を持たせる必要がある、そこに世のクリエーターは個々に苦労しているわけです。
  
 知らない人がみれば戦艦にしても戦闘機にしても「遠目に見れば皆同じ」に見えますがな。零戦も五式戦も雷電も皆同じです。カモフラージュだってそうです。米軍のウッドランド迷彩と英軍のDPMなんて知らない人は見分けがつかない。興味のない人、あるいはデザイン感覚の鈍い人には同じに見えます。
 
 問題は裁判官にどの程度美的感覚と、審美眼、実際に創作活動経験があるかということです。刑事裁判より、寧ろこういう知的所有権の裁判でこそ専門家を「陪審員」として裁判を行うべきだ思います。

 デザインの問題を想像力や、美的感覚からもっとも対極にいる人たちが判決を下すのは無理があるでしょう。

 また「ひよ子」は新聞やらテレビやら長年にわたって広告を出し続けています。「全国的にあまねくにんちされていなければならない」ならば湯水のように世界規模、全国規模で広告費をつぎ込んでいる大企業以外は立体商標登録を行うのは不可能となります。
 
 有名か否かではなく、オリジナリティが問題だと思うのですが。有名あるいは認知されていれば「個性的」なのでしょうか。それは売春してまでルイ・ヴィトンのバッグを買いたがたり、テレビに出ている人がえらい人、有名人と信じている婦女子と同じ発想です。少なくともこういう発想をする人間の頭からは独創性のある思いつきは浮かんできません。



http://www.sankei.co.jp/news/061129/sha024.htm

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
形式的には、ライバル会社が請求した商標登録取り消し請求を拒否する審決をした特許庁に対しての無効判決で、今回の件ですぐに商標登録抹消する訳でなく再審議になるみたいですね。
しかしこの判決を一番喜んでるのは、お隣の半島の菓子会社かも(苦笑
きんぎんすなご
2006/12/03 09:34
中国で生産されたひよ子もどきが大量に輸入されたりして・・・・
キヨタニ
2006/12/10 21:13
既にひよこ型のお菓子を作って販売している会社ならまだしも、今回の裁判は権利の濫用に該当するので本来ならば棄却が相当だと思うのですが。
近年の下級裁判所の判事は最低限の知識も有せず誤審を繰り返しているように感じます。
Foryou
2007/01/08 10:15

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