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zoom RSS 異動の際に大量の私物置き去り、税務署職員に撤去判決■判決は出ても執行されないのが我が国の法律

<<   作成日時 : 2006/11/22 22:23   >>

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 最近の「ひろゆき」の回で日本は法治国家ではないという証左のような事件です。

 名古屋の税務署に勤務していた男性職員が異動に際して、電子レンジ、食器棚、観葉植物、電卓19個私物約400点に「貸与します。末永く大切に使って下さい」「処分の際には覚悟して下さい」などと記した書類を張り付けて置き去りにして異動。

 発つ鳥後を濁すですなあ。

 これに対して税務署側が訴訟を起こし、勝ったわけです。

 ですが、その勝訴とその判決の執行は別問題です。撤去するにしてもお金がかかるわけです。強制執行には執行官が必要ですし、作業員も必要です。しかも撤去したものを廃棄はできない。倉庫に保管しなければならない。そのコストは税務署持ち=税金です。まあ税金所詮は人のカネですからそれでも税務署はやるんでしょう。

 これが民間の建物で、店子が夜逃げしたら大変です。大家は非常に困ります。大家が抱えるリスクは極めて高くなるわけです。無尽蔵な税金を投入するわけにはいきません。
何しろ裁判自体に金と時間がかかり、その上、実効性のない判決もらっても問題は根本的には解決しません。

 ですから、安全係数を多く取るために、店舗や事務所の賃貸に際しては20ヶ月とかいう保証金の取るわけです。こんな国あたしゃ他に知りません。
 
 これが産業、特に起業にを圧迫しています。月20万円の店舗やオフィスを借りるに礼金の他に400万円も余分な金がかかるわけです(最近は不況のせいで相場は低くなって来てはいますが)。
 起業のイニシャルコストが極めて大きくなる。それは運転資金の減少につながり、事業の失敗の可能性を押し上げます。

 裁判所がすぐに審査をして、即決で判決をだし、警察が強制執行に協力して、がらくたを強制的に処分すればこういうくだらない社会的コストは激減します。

 ぼくは「弱者のための喧嘩術」でもこの事実を指摘していますが、何故メディアはこの問題を放置しているのか理解できません。

http://www.asahi.com/national/update/1116/NGY200611160008.html



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ある意味「放置」国家ですね。2chなんてひろゆきのやりたい放題で、完全に裁判所がナメられている訳で、こういう事を許しておくとやり得を助長する事になります。最近どんどん日本という国が情けなく思えてきます。
水元六郎
2006/11/23 14:50
自分が一度剣呑なトラブルに巻き込まれると如何に我が国が無法状態かわかります。
キヨタニ
2006/11/29 00:00

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