清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所 

アクセスカウンタ

zoom RSS 米の大学、研究に不向き

<<   作成日時 : 2005/06/01 23:21   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

 日経に「領空侵犯」なるインタビューのコラムがあるんですが、これが毎回結構面白い人が登場します。5月30日はソニー・インテリジェンス・ダイナミクス研究所社長の土井利忠氏でした。アイボの開発を手がけたり、独特な見地からの本を書いたりと面白い人です。
 ソニーというとアメリカナイズされたイメージがありますが、同氏はアメリカの 大学は研究に不向きといいます。

 我が国ではアメリカの大学のシステムこそ理想のモデルという賞賛の声を多く聞きます。また我が国から頭脳流出という形でアメリカに渡る研究者も少なくありません。その典型例が青色ダイオードの発明者、中村修二氏でしょう。
 確かに我が国では年功序列、若い学者が出世できない、無能な教授がいつまでも大学にしがみついている。学内政治抗争に明け暮れているなど弊害が多いのは確かでしょう。

 ですが、土井氏によるとアメリカの大学もまた問題を抱えているそうです。教授の仕事はまず金を集めること特に企業から。まるでプロデューサーかベンチャー企業の社長の様だそうです。しかも一定の期間内に成果を出さなくてはならない。これでは基礎研究や学術的な研究の成果を出しにくい。 アカデミックじゃなくなっていく。
 まあ、基本的に山師的なんですね。大学からベンチャービジネスが活発になっているとかが本邦で評価されているところだと思います。とこが、メディアで紹介される例は成功した例ばかりで、その千倍以上であろう失敗例が紹介されることはあまりありません。
 氏によると成功しても燃え尽きたり、鬱になって引退したりする人も多いそうです。

 また、米国でMBAなんぞをとって帰国した人たちが洗脳されてきて、アメリカは進んでいると吹聴する。ところがご本人は安全パイの大学やら大企業に就職することが多い。
 その好例がダイエーの若社長でしょう。アメリカ仕込みの経営を実践したら会社が傾いてしまった。

 そろそろ盲目的なアメリカ信仰はやめるころではないでしょうか。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
我が後半生を夢想する
 私の年齢も今何月であるかも無視して自分の望むままのことを書く。 私は学者になり ...続きを見る
座敷牢から風の祈り
2005/06/16 16:52

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
米の大学、研究に不向き 清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所 /BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる